漁具の海洋への廃棄を防げ!米ベンチャーとWWFジャパンがリサイクルで協力
テラサイクルジャパン(横浜市中区)と非政府組織の世界自然保護基金(WWF)ジャパン(東京都港区)は、漁網などの漁具リサイクルで協力する。漁業協同組合や自治体と連携して使用済み漁具を回収し、プラスチック材料に再生する。回収と資源化の仕組みを整えることで漁具の海洋への廃棄を防ぐ。
プラスチック製漁具は分解されずに漂うためゴーストギア(幽霊漁具)と呼ばれ、海洋汚染の原因となっている。米ベンチャーのテラサイクルは、歯ブラシやたばこの吸い殻、漂着ゴミなどをプラスチック材料に戻して企業に提供する事業を展開している。WWFジャパンとともに使用済み漁具から再生したプラスチックで製品を作る企業を募り、回収活動に着手する。
日刊工業新聞2021年8月13日