2015 国際ロボット展オンラインプレビュー(5)安川電機
「つくる未来をかえる力」で 今、そして将来の姿を魅せる
特別インタビュー/ロボットと安川のファンを増やしたい
ロボット事業部 グローバルマーケティング部部長 小宮路修氏
―過去最大の120小間の出展です。
「前回より20小間拡大しましたが、同じソリューションは出展していません。内容を一新しました。今までは自動車や電機などヘビーユーザーが対象でしたが、今回はロボットに深い知識がない方にも用途を理解頂けるような内容も多く展示しています。ロボットを普及させるためには何が必要なのかを日々考えています。高機能化も大事ですが、ユーザーの方々にとって使い方が難しければ、普及するものもしなくなります。我々は安川電機の、そしてロボットのファンを増やしたいのです」
―話題のバイオメディカル向けベンチワーク自動化ロボットも出展しています。
「バイオ向けはイージー・トゥ・ユース(使いやすい)をキーワードに置いています。ロボット操作知識がなくても簡単なPC操作でプログラム出来るように提案しています」
―目指す将来像は。
「ロボット導入が進んでいない業界、例えば食品や医療品、中小企業などでは、ロボットを導入して自動化すれば、作業者を悪環境作業や単純作業から解放できます。先日も冷蔵環境での食品搬送ラインの自動化に取り組みました。急速冷凍した食品をつかんで運ぶのですが、機械部品と違って形や流れる位置が違うので苦労しました」
―創業100周年を迎えました。
「本社ロボット村に『安川電機みらい館』を開設しました。子どもたちにはここに来て、直接ロボットを見て、触れてもらって、将来エンジニアになってもらいたい。ロボットのそして安川のファンを増やしたいですね」
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