またも過去最高を更新。産業ロボット受注好調が止まらない

4-6月期は56.5%増の2502億円

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日本ロボット工業会は26日、2021年4―6月期の産業用ロボットの受注額(会員ベース)が前年同期比56・5%増の2502億円だったと発表した。四半期としては1―3月期の2460億円に続き、3四半期連続で過去最高を更新した。新型コロナウイルス感染症の収束は不透明で半導体や鉄鋼などの供給不足も懸念されるが、中国のほか欧米や日本でも設備投資回復の動きが広がっており、高水準の受注が続いている。

4―6月期の総輸出額は前年同期比36・9%増の1700億円と3四半期連続の増加となった。このうち需要をけん引する中国向けは1―3月期の840億円を上回り、過去最高となる876億円を記録した。北米向けも回復基調が鮮明になっており、米中貿易摩擦が顕在化する前の18年1―3月期と同水準の278億円だった。需要が広がる中国や回復に転じた欧米がけん引し、総出荷額における輸出比率は8割を超えた。

輸出先の用途別では、各国で継続するIT投資を背景に電子部品実装用の需要が堅調に推移する。輸出額は同35・3%増の776億円で6四半期連続の増加となった。一方、自動車産業向けが多い溶接用の輸出も同34・5%増の190億円と順調に伸びている。

これまで低迷していた国内出荷額も同12・4%増の389億円で7四半期ぶりに増加に転じた。自動車向けは勢いがあるとはいえないものの、底入れの兆しが出てきた。

国内出荷額のうち電気機械向けは同39・6%増の123億円、自動車向けも同微増の111億円で、ともに7四半期ぶりの増加となった。


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日刊工業新聞2021年7月27日

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