ニッパツがEVモーターコア増産へ200億円投資の本気度

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ニッパツのモーターコア(サンプル)。新たな収益源に育成する

ニッパツは今後5年間で最大200億円規模を投じてモーターコアの生産能力を引き上げる。厚木工場(神奈川県愛川町)の生産能力を2023年をめどに現状比3倍に引き上げるほか、中国工場などの設備を増強する。脱炭素化の流れを受け、電気自動車(EV)などの駆動モーター需要は活況となる見通し。同社はモーターコア事業を新たな収益源にする狙い。同事業の売上高は現状数十億円。25年度に300億―400億円に高める。

モーターコアはEVやハイブリッド車(HV)の駆動用モーターに使う部品。ニッパツはエンジン周辺に使うバネの技術などを応用してモーターコア事業を展開しており、日系自動車メーカーから合計10車種程度の受注または受注見込みがあるという。

厚木工場は生産能力を引き上げたばかり。2月に取得契約した同工場の隣接地に新工場を建設する。プレス機などの設備投資と合わせ、既存工場を含めた生産効率化を図る。

中国では21年に中国・広州のモーターコア新工場で生産を開始。これで日本、メキシコ、中国でモーターコアを生産する体制を整えた。25年度までに100億―200億円を投じて生産を増強する。

今後、脱炭素化やカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現に向けて自動車の電動化は急速に進む見通しだ。

日刊工業新聞2021年7月21日

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