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日本電産のトラクションモーター・インバーター、佐川の配送EVに採用

日本電産は、ASF(東京都港区)が設計・開発する新型配送用電気自動車(EV)「G050=写真」に、駆動用トラクションモーターとインバーターが採用された。国内で販売、走行する車両への同社製トラクションモーターの採用は初めて。

日本電産は配送用軽自動車の限られたスペースに自由に配置できるようモーター、インバーターを別体化。モーターに空気冷却方式を採用するなど小型化、高効率を追求した。需要が拡大している出力30キロワット以下の小型EVの需要を取り込む戦略製品と位置付ける。

G050は佐川急便が配送で使用するEVの軽自動車。佐川急便を傘下に持つSGホールディングスは、2030年をめどに自社で配送に使う軽自動車約7000台を全てEVに切り替える計画という。中国の広西汽車集団(広西省)傘下の柳州五菱汽車で製造する。

日刊工業新聞2021年7月16日

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