全国初の公道設置!EV用急速充電器の実証実験始まる
横浜市とイーモビリティパワー(東京都港区、四ツ柳尚子社長)は、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)用急速充電器を公道に設置して有用性や課題を検証する実証実験を始めた。「道の駅」の駐車帯などを除くと公道への設置は全国初。今後は充電インフラの普及拡大と設備を活用した新たなまちづくりを進める。
横浜市青葉区の県道140号川崎町田線沿いに、同時に2台充電可能な120キロワット級急速充電器1基を設置。駐車禁止の該当路線に充電中のみ駐車可能な枠を設ける。実証は2022年4月まで予定。横浜市とイーモビリティパワーは20年3月に連携協定を結んでおり、今回の実証もその一環。
8日の開始式(写真)で林文子市長は「アクセスが良く24時間使える。実証結果を生かし充電インフラ整備・脱炭素化を進める」と述べた。四ツ柳社長は「充電器が自宅に設置できない人や運輸業界の配送車両が利用しやすい。視認性が高く、EV普及を促進する」とした。
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日刊工業新聞2021年6月9日