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マレリが欧州のEV向け需要取り込みへ一手、ベルギー社と合併設立

マレリ(さいたま市北区、ベダ・ボルゼニウス社長)は、駆動系部品を手がけるベルギーのパンチと合弁会社を6月末まで設立すると発表した。フランスにあるパンチの拠点内に本社を置く。モーターやインバーター、減速機を一体にしたユニット「eアクスル」を開発・製造する。マレリはeアクスル向け部品は手がけていたが、同ユニット自体を手がけるのは初となる。欧州の電気自動車(EV)向け需要の取り込みを図る。

設立するのは「マレリ・エレクトリック・パワートレーン・ストラスブール」。マレリが過半出資する計画。稼働開始時期や生産能力は未定。マレリの持つ電動モーターやインバーター、ソフトウエアと、パンチが持つ減速機などの知見を合わせる。

EV普及とともに、eアクスルの需要も伸びる。富士経済(東京都中央区)によると、2035年のeアクスルの世界市場は19年比約54倍の1250万台に拡大する見通し。

日刊工業新聞2021年5月14日

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