住田光学ガラスの新材料がスゴい!全固体電池への利用も可能

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セラパスの粉体

住田光学ガラス(さいたま市浦和区、住田利明社長)は、リチウムイオン伝導性酸化物結晶材料「SELAPath(セラパス)」を開発、発売した。リチウムイオン二次電池の固体電解質で、全固体電池への利用も視野に入れる。当初の生産量は1カ月当たり最大150キログラム。サンプル価格は1グラム当たり1000円(消費税抜き)。受注量に応じ、将来はトン単位の量産も検討する。

セラパスはリチウムイオン伝導性酸化物結晶材料の一種でLATPといわれる材料。不燃性、耐水性、耐熱性があり、毒性がないのが特徴。リン酸塩ガラスを熱処理し、結晶化ガラスにした後、酸処理でガラスを溶かしてLATPを取り出す。

同工程は「粉砕作業がなく、不純物の混入を防げる」(沢登成人専務)。結晶の形状がきれいにそろうのも特徴で、電池に使用する際に、層を均一に積み重ねられる。

硫化物系結晶材料に比べてイオン伝導度で及ばないが、大気中で取り扱えるため製造の制約が少なく、シート化や塗布、焼結などを容易に試すことができる。

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申し込み締切 2021年7月1日(木)12:00

日刊工業新聞2021年4月22日

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住田光学ガラス

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