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ドローンで農地異常を検出。AIで雑草を特定し最適な防除薬剤を提案

日本農薬は、飛行ロボット(ドローン)を活用した農地の異常診断で、DJI JAPAN(東京都港区)と提携した。上空から異常を検知し、農薬を使って最適な防除を行うための提案を行う。農地の健康状態をより簡易に確認することで、農作業の効率化につなげる。

日本農薬が持つ病害虫雑草診断用の人工知能(AI)エンジンと、DJIの精密農業・土地管理用のイメージングドローンを組み合わせて、まず畑地の雑草の検出を目指す。高い高度からドローンで雑草の発生地点を特定し、次に地面近くに寄れるドローンで雑草を撮影。日本農薬のAIエンジンで画像から雑草の種類を特定し、最適な防除薬剤を提案する。今後、新たな防除提案も検討していく。

日刊工業新聞2021年4月7日

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