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トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」、新型エンジンの実力

トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」、新型エンジンの実力

乗り味に違いを出す「GR86」(左)と「BRZ」

トヨタ自動車とSUBARU(スバル)が共同開発の新型スポーツカー「GR86(ハチロク)」と新型「BRZ」がベールを脱いだ。トヨタ「GR86」は世界初披露で2021年秋頃に発売予定。スバル「BRZ」は日本初公開で同年夏に発売する。9年ぶりの全面改良となる。基本性能は共有し、走行時の乗り味で違いを出した。

2代目となる両車種はエンジン排気量を初代の2000ccから2400ccに高めた。また車体部品にアルミニウム材を活用し軽量化を図るなど、加速性能や走行性能を向上させた。両車種とも自動変速機(AT)車にはスバルの運転支援システム「アイサイト」を採用する。

5日のオンラインイベントでトヨタの佐藤恒治執行役員は「ファンの笑顔につながる車を今後も力を合わせ作りたい」という。藤貫哲郎スバル常務執行役員最高技術責任者(CTO)は「GR86はドライバーに『もっと行け』という車、BRZは少しクールに仕掛ければ、応えてくれる車」と説明する。

日刊工業新聞2021年4月5日

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