おむすび用袋開口機の需要がベーカリーで急増中!
鈴茂器工のおむすび袋開口機「FHB―SHC」が思わぬ「特需」に沸いている。もともとコンビニエンスストアなどで売られる米飯おむすびを入れる袋を開けやすくする機械だったのが、最近はベーカリーショップからの引き合いが増えている。あまりの急増ぶりに同社では急きょ、ベーカリー向けにPR用パンフレットを1000部作成。米飯中心だった客先をパンにも広げる考えだ。
総菜パンが並ぶベーカリーはこれまで利用客がトレーを取り、欲しいパンを選んでレジで精算した後に、袋に包装してもらう形式が一般的。それが新型コロナウイルス感染防止のため個包装に変化し、店員の作業負担が増している。
同開口機は袋の先から風を送り込んで開くため、袋詰め作業が容易になる。忙しい朝の作業効率が上がるほか、レジで利用客を待たせずに済むメリットも見込める。
日刊工業新聞2021年3月30日