2月の白物家電の国内出荷額は5ヵ月連続増!コロナと花粉対策で空気清浄機が高水準
日本電機工業会(JEMA)が22日発表した2月の白物家電の国内出荷額は、前年同月比16・4%増の1916億円と5カ月連続で前年同月を上回った。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長で巣ごもり需要が継続。清潔意識の高まりで需要が増えた空気清浄機は、花粉対策のニーズも加わり高水準を保った。
主要3製品(エアコン、冷蔵庫、洗濯機)の出荷額はいずれも5カ月連続で増加した。エアコンは同12・5%増の512億円、冷蔵庫は同18・2%増の335億円、洗濯機は同18・2%増の324億円だった。
数ベースでは、エアコンが同16・2%増の64万台と5カ月連続で増加。冷蔵庫は同7・8%増の31万台と2カ月連続でプラス。洗濯機は同7・7%増の42万台と5カ月連続で前年同月を上回った。付加価値が比較的高い容量401リットル以上の冷蔵庫や洗濯乾燥機が、5カ月連続2ケタ増と好調を保っている。空気清浄機は、出荷額・台数ともに2月単月としては2013年に次ぐ高水準。出荷額は同約2倍の122億円。台数は同69・3%増の38万9000台だった。
日刊工業新聞2021年3月23日