熟練者レベルのAI搭載、「まいたけ自動カットロボット」がスゴい!
雪国まいたけとロビット(東京都板橋区)は、まいたけのカット工程の自動化技術を共同開発した。独自の人工知能(AI)アルゴリズムを用い、雪国まいたけの社内で最も熟練したスタッフと同等のレベルでまいたけをカットできる。両社は新技術を核に、次世代型パッケージングラインを開発する計画。
まいたけ株は形状や茎のつき方の多様さからカット時に重量精度を出すのが困難で、熟練者と初心者では作業効率に2―3倍の開きがあるという。将来的な人員不足への対応もあり、両社は2019年から独自のカット技法と高いレベルの重量精度を両立するAIアルゴリズムと、それを搭載したロボットを開発してきた。
AIを搭載したカットロボット開発に成功したことから、工程の前後でもAIとロボティクスの実装を進めカットから包装までの次世代型パッケージングライン開発を目指す。
日刊工業新聞2021年2月3日