昨年の「レクサス」世界販売、下半期は盛り返す
トヨタ自動車は1日、高級車ブランド「レクサス」の2020年の世界販売台数が、前年比6%減の71万8715台になったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で上半期(20年1―6月)の販売が同16%減となったものの、下半期は前年並みの水準で着地した。合わせて、今春に新たなブランドビジョンの公表を明らかにし、第1弾となる新モデルを年内に発売するとした。
地域別では中国が同11%増の約22万5000台となり、過去最高を記録。主要地域別の実績で唯一、前年実績を上回り、グローバル販売をけん引した。このほか、北米は同9%減の約29万7000台、欧州は同19%減の約7万1000台、日本は同21%減の約4万9000台となった。
主力車種のセダン「ES」やスポーツ多目的車(SUV)「RX」などが販売を下支えしたほか、20年秋に一部改良したスポーツセダン「IS」や旗艦セダン「LS=写真」が好評だった。
日刊工業新聞2021年2月2日