画像精度で差別化!ドローンで煙突や配管内部などの狭小部を点検
センシンロボティクスが提供
センシンロボティクス(東京都渋谷区)は27日、飛行ロボット(ドローン)による狭小部点検サービスの提供を始めたと発表した。人の出入りが難しい煙突やタンク、配管内部などの点検をドローンで行うことにより、作業コストや点検時間の低減、事故リスク防止につなげる。
同様のドローンサービスはすでに複数社が参入済みだが、センシンロボは3次元(3D)モデルや、空撮画像の歪みを補正した正射変換画像(オルソ画像)の提供などで差別化する。大規模プラントを持つ化学や鉄鋼などの企業や、点検事業者に売り込む。点検の内容や対象に合わせたサービスを一貫提供し、ドローンの機種も幅広く対応できることをPRする。
サービス開始に先立ち、石油プラントや製鉄所など複数の施設で暗所、高所、狭所空間の実証実験を行い、有用性を確認した。パイプとダクトの場合、内径が50センチメートルあれば途中に障害物があってもドローン飛行ができる。