ハウス食品、“涙が出ない”タマネギを伊勢丹でテスト販売
ハウス食品グループ本社は包丁などで切ったときに涙が出ない独自開発のタマネギ「スマイルボール」の、外販を始めた。伊勢丹新宿店(東京都新宿区)で2個450円(消費税抜き)でテスト販売を始めたほか、通販会社のオイシックスでも発売。涙が出ないため調理が楽なほか、通常のタマネギと比べて甘みが強く、生食に向く。血液サラサラの機能性成分ケルセチンなども通常タマネギと同程度という。
北海道の契約農家に生産委託して年内に5―6トン、2016年度に十数トン、19年度に1000トンの販売を目指す。タマネギは同社の基盤技術開発部が独自開発した品種。涙が出るのはタマネギ内のアミノ酸成分が酵素と反応し催涙成分ができるためだが、同酵素が少ない品種を開発した。
北海道では2月に種まきし9月に収穫するが、このタマネギだと種子ができないので収穫タマネギを再び植えて花を咲かせ、2年がかりの作業になる。
タマネギはカレーやハンバーグにも調理できるが、甘みに加え、辛さがほとんどないので生食に向く。フレンチレストランなどの料理や、生搾りジュースの利用を想定する。
北海道の契約農家に生産委託して年内に5―6トン、2016年度に十数トン、19年度に1000トンの販売を目指す。タマネギは同社の基盤技術開発部が独自開発した品種。涙が出るのはタマネギ内のアミノ酸成分が酵素と反応し催涙成分ができるためだが、同酵素が少ない品種を開発した。
北海道では2月に種まきし9月に収穫するが、このタマネギだと種子ができないので収穫タマネギを再び植えて花を咲かせ、2年がかりの作業になる。
タマネギはカレーやハンバーグにも調理できるが、甘みに加え、辛さがほとんどないので生食に向く。フレンチレストランなどの料理や、生搾りジュースの利用を想定する。
日刊工業新聞2015年10月30日 建設・エネルギー・生活1 面