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ソニーが音声送受信の小型端末で見守りサービス開始。情報をAIで詳細解析

ソニーが音声送受信の小型端末で見守りサービス開始。情報をAIで詳細解析

小型端末「LM-01」

ソニーは、チップ型SIM搭載で音声の送受信機能を持つ新開発の小型端末「LM―01」を活用した見守りサービス「アミューリンク」を12月中旬に始める。双方向のコミュニケーションを楽しみながら、スマートフォンなどを持たない子どもや高齢者の活動を見守れる。

まずは高速光回線サービス「NURO光」のオプションサービスとして提供する。月額利用料金は980円(消費税抜き)で初期費用が3000円(同)。端末代金は一括払いで1万2600円(同)。

LM―01は重さ約23・7グラムの全地球測位システム(GPS)トラッカーで、LTE―M回線に対応。加速度やジャイロ、温度などのセンサーも備える。1日2時間使用する場合、充電なしで最大5日間利用できる。

端末から届く情報を人工知能(AI)が解析すると、スマホのアプリケーション(応用ソフト)で所持者の位置情報や周囲の気温、移動手段を把握できる。端末側では簡単なボタン操作で音声の送信や、受信したメッセージの再生ができる。

電車や自転車など移動手段も検知できる

ソニーは医療や教育、娯楽の分野でもLM―01の活用を検討。今後実証実験を進める。

日刊工業新聞2020年12月14日

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