「スポット」×ロボットOSは産業界の“相棒”となるか?
アルテックは26日、ロボットオペレーティングシステム(ROS)を搭載した自律4足歩行ロボットを発売したと発表した。歩行ルートを事前に設定し、階段や屋外の起伏の多い場所でも移動できる。価格は非公表。建設現場の進行状況監視や放射線検出監視など、研究開発や産業用途向けに幅広く提案する。
発売した「SPOT用クリアパスROSパッケージ」は、米ボストン・ダイナミクスの小型4足歩行ロボット「スポット」に、カナダのクリアパスロボティクスが開発したROSを搭載し、起動後の迅速な動作開始が可能。ROSがサポートするレーダーやカメラ、ライダーと組み合わせることで、遠隔操作による周囲監視など、利用者の用途に応じてカスタマイズできる。
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日刊工業新聞2020年10月27日