トヨタと日野自がFC大型トラックを共同開発、24年をめどに量産計画
トヨタ自動車と日野自動車は6日(米国時間5日)、北米向けの燃料電池(FC)大型トラックを共同開発すると発表した。2021年の前半に試作車両を開発し、24年をめどに量産化する計画。両社は日本国内向けでもFC大型トラックの共同開発をしている。二酸化炭素を排出しない電動トラックの需要が北米でも高まっていることに対応する。
日野自が北米で販売する新型「HINO XLシリーズ」のシャシーをベースに開発する。トヨタの燃料電池技術を組み合わせる。
FCトラックは電気自動車(EV)トラックよりも航続距離が長いなどの特徴がある。世界的に環境規制が厳しくなる中、商用車メーカー間では電動トラックの開発競争が激しくなっている。
日刊工業新聞2020年10月6日