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コロナで経営悪化の内海フェリーを両備HDが買収、航路集約し運航継続へ

【岡山】両備ホールディングス(HD、岡山市北区、松田敏之社長、086・232・2118)は11日、高松市の高松港―香川県小豆島町の草壁港で旅客フェリーを運航する内海フェリー(香川県小豆島町)を買収したと発表した。買収スキームは非公表。内海フェリーは新型コロナウイルス感染拡大による乗客減少などで経営が悪化したため、両備HDに支援を求めていた。

両備HD子会社の国際両備フェリー(同)が8月31日付で内海フェリーの全株式を取得した。社長は国際両備フェリーの田辺学専務執行役員が兼務する。内海フェリーは2021年3月末で運航を休止し、国際両備フェリーが吸収合併する予定。

国際両備フェリーが運航する高松港―小豆島町の池田港の便数を1日8往復から同10往復に増便し、内海フェリーの従業員26人全員を引き継ぐ。

内海フェリーは1956年の設立で、高松港―草壁港間を同5往復運航している。新型コロナ拡大により、4月以降の乗客数が前年比4割程度の水準に減少していた。

さらに新造船の建造が経営を圧迫。赤字解消のめどが立たず、自力再建を断念した。小嶋光信両備HD会長は「航路を集約し、運航を継続できる体制につなげたい」と述べた。

会見する両備HDの小嶋光信会長(左)と内海フェリーの田辺学社長
日刊工業新聞2020年9月12日

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