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秋の行楽シーズン到来! 都内人気紅葉スポットを満喫しませんか

メトロガイド10月号/日帰りで行ける東京周辺の紅葉スポット─その1

越境旅行が難しい現在、せっかくの紅葉の時期ですが都民は自粛せざるを得ません…。 でも、都内でも紅葉を楽しめるスポットはたくさんあります! こちらでは人気の都内紅葉スポットを紹介いたします。都内マイクロツーリズムでぶらりと紅葉を満喫しましょう。

※本号に掲載されている内容は2020年8月中旬のものです。最新情報は各会場、店舗、主催者等のホームページ等をご確認ください。また事前に「新型コロナ感染症」についての注意喚起情報にもご留意ください。
 ※掲載されている写真は過去のものです。

都内でぶらりと紅葉散策

文京区—小石川後楽園 見頃 11月下旬~12月上旬

水戸徳川家ゆかりの庭園で紅葉鑑賞

国の特別史跡、特別名勝に指定されている、水戸徳川家ゆかりの回遊式築山泉水庭園、小石川後楽園では、歩くたびに目まぐるしく展開する風景の中に、イロハモミジやイチョウが点在しています。「木曽路」ではイチョウの落葉が地面を覆う黄色の世界を堪能でき、また修復工事が完了した「白糸の滝」では、約8年ぶりの紅葉をご覧いただけます。

住所:文京区後楽1-6-6
小石川後楽園


墨田区—向島百花園 見頃 11月中旬~12月中旬

紅葉だけじゃない百花園の魅力

向島百花園ならではの景観、草庭の色づきがおすすめです。園を代表する樹木ウメの紅葉とともに、11月中旬頃よりお楽しみいただけます。秋が深まるにつれて、ハゼやサクラ、イチョウやモミジなどの木々が景色に彩りを添えてくれます。向島百花園では紅葉だけでなく、キクやサザンカ、ツバキの花、ヤブコウジ、センリョウ、マンリョウの赤い実なども一緒に楽しむことができます。

住所:墨田区東向島3-18-3
向島百花園


港区—明治神宮外苑イチョウ並木 見頃 11月中旬~12月上旬

明治神宮外苑名物の黄色いじゅうたん

東京のイチョウといえば、明治神宮外苑は必見! イチョウは樹高順に青山口より下り勾配にしたがって植えられ、地盤も青山口から絵画館寄りでは約1m下がっています。絵画館の正面階段上から見ると立体感とスケールの大きさを実感していただけます。黄葉のシーズン中にはイチョウの葉のトンネルを、また、葉が散り始めると黄色のじゅうたんを楽しむことができます。

住所:港区北青山1丁目、2丁目
明治神宮外苑


港区—旧芝離宮恩賜庭園 見頃 11月下旬~12月上旬

ハゼの紅葉と松の緑のコントラスト

旧芝離宮恩賜庭園は、小石川後楽園とともに東京に残る最も古い大名庭園のひとつであり、典型的な回遊式庭園として知られています。中国の杭州にある西湖の蘇堤を模した石造りの西湖の堤、根府川山、唐津山の組石や枯滝、飛び石などの石造物が随所に配されています。例年、ハゼは11月下旬から見頃を迎えます。220本ある松の緑とハゼの紅葉のコントラストが大変美しいです。

住所:港区海岸1-4-1
旧芝離宮恩賜庭園


世田谷区—都立砧公園 見頃 11月下旬~12月上旬

広大な敷地の中で秋を楽しむ

環八通り沿いに広がる砧公園は、広大な芝生があり家族連れに人気。約1000本のケヤキの紅葉をはじめ、常緑樹の中に際立つ色づいた木々など様々な紅葉を楽しめます。ケヤキのほかはイチョウ、サクラ、イロハモミジなどの樹木があり、秋景色を眺めながら家族連れで散策やピクニックを満喫することができます。

住所:世田谷区砧公園1-1
都立砧公園


立川市—国営昭和記念公園 見頃 10月下旬~11月下旬

園内2カ所のイチョウ並木が圧巻

園内2カ所のイチョウ並木、「かたらいのイチョウ並木(98本・300m)」と立川口「カナール沿い(106本・200m)」は、黄葉シーズンには黄金色のトンネルとなり園内でも人気の高いスポットです。また「日本庭園」ではカエデ類(約300本)が紅葉します。その他、ケヤキやカツラ、ナンキンハゼなどの広葉樹も季節の彩りを添えます。それぞれに風情の異なる紅葉、黄葉をお楽しみいただけます。

住所:立川市緑町3173
国営昭和記念公園


中央区—浜離宮恩賜庭園 見頃 11月下旬~12月上旬

秋を愛でる大名庭園の紅葉

江戸時代の代表的な大名庭園で、江戸時代は徳川将軍家の別邸、明治時代以降は皇室の離宮として使用されました。現在は国の特別名勝・特別史跡に指定され都立庭園として公開されています。海水を引き入れた潮入の池と2つの鴨場が特徴。都会のビル群に囲まれながらも自然を感じることの出来る、まさに都会のオアシスです。紅葉の時期には約260本の紅・黄葉木が色鮮やかに大名庭園を染めます。

住所:中央区浜離宮庭園1-1
浜離宮恩賜庭園


千代田区—靖國神社 見頃 11月下旬~12月中旬

春はサクラ 秋はイチョウが見事

春はサクラの名所として有名ですが、秋は外苑の大鳥居から第二鳥居へかけて、イチョウ並木が黄金色に輝きます(外苑は常時開放)。参道に沿って並ぶ石灯籠とイチョウの落葉のじゅうたんの構図は見ものです。内苑はサクラの紅葉、本殿裏手に位置する神池庭園や茶室からは、鮮やかに色づくモミジが眺められます。

住所:千代田区九段北3-1-1
靖國神社


港区—都立芝公園 見頃 11月中旬~12月上旬

長岡安平氏が残した都内に残る唯一の景観

19号地「もみじ谷」の改修工事が終わり、令和2年6月1日より開放されました。もみじ谷の「もみじの滝」は、日本人初のランドスケープデザイナー「長岡安平」氏が設計。日本の公園設計の基礎を築き、今も変わらない公園のあり方を示すなど、公園・造園を語る上で欠かせない人物。長岡氏が手掛けた都内の景観は、関東大震災や戦災などの影響を受け、当時の面影が残るのは芝公園「もみじの滝」が唯一です。

住所:港区芝公園1〜4(港区芝公園4-10-17 ※サービスセンターの住所)
都立芝公園


千代田区—都立日比谷公園 見頃 11月中旬~12月上旬

雲形池周辺の紅葉が見もの

霞門から桜門にかけてのS字園路のイチョウ並木と雲形池周辺のモミジは毎年大変美しく色づき、見所となっています。日比谷公園のシンボル、大噴水の周りのイチョウもおすすめです。また公園の設計者である本多静六博士が、「首を賭けても移植を成功させる」と言った、という逸話のある「首賭けイチョウ」が有名です。

住所:千代田区日比谷公園1
都立日比谷公園


渋谷区—代々木公園 見頃 11月中旬~12月初旬

樹種が豊富で様々な紅葉が楽しめる

代々木公園では樹種により紅葉の時期が順次移り変わり、様々な彩が満喫できます。中央広場から四方の紅葉が一望できるほか、原宿門から水回廊を抜けると噴水が3基あり、周辺の落葉樹を借景にした景観が楽しめます。紅葉を楽しみながら散策、ジョギング、サイクリングができる多様なコースがあります。また紅葉を背景にバードサンクチュアリで鳥の観察も楽しむことができます。

住所:渋谷区代々木神園町2-1
代々木公園


文京区—六義園 見頃 11月中旬~12月上旬

江戸の情緒を現代に伝える庭園の紅葉

国指定特別名勝。江戸幕府5代将軍徳川綱吉の側用人、柳澤吉保によって作られた和歌の趣味を基調にした回遊式築山泉水庭園です。カエデ、イチョウ、ハゼノキ、トウカエデなど、紅葉する木は園内全体で約560本あります。

住所:文京区本駒込6-16-3
六義園


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