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敷くだけでソーシャルディスタンスOK、ウオータージェット切断技術活かす

國翔(埼玉県入間市、石井勝士社長、04・2934・7217)は、新型コロナウイルスへの感染を予防する製品「敷くだけソーシャルディスタンス=写真」を発売した。床に敷き、人同士の間隔を確保する。ウオータージェット切断技術を用いて製造した。関連商品を含め年間約1800枚の販売を目指す。

大きさは50センチ×50センチメートルのカーペット地。シールが貼れない床にも設置でき「健康診断会場や商業施設などでの使用を想定している」(石井社長)。2枚1組で3500円(消費税抜き)から。

関連商品「貼るだけソーシャルディスタンス」はウレタン製で、凹凸がある床や屋外でも使用可能。大きさは32.5センチ×32.5センチメートル。価格は1枚300円(同)から。

同社は2006年にウオータージェット切断機を導入。加工時に熱が発生しないため溶けやすい素材にも対応でき、約10年前からカーペット地やウレタン素材を用いた商品を製造してきた。石井社長は「ウィズコロナの状況なので、新しい新型コロナ対策商品も考えていきたい」と話す。

日刊工業新聞2020年6月26日

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