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アジア各国を結ぶ大容量光海底ケーブル、ソフトバンクが7社と共同事業体

アジア各国を結ぶ大容量光海底ケーブル、ソフトバンクが7社と共同事業体

ADCの接続ルート イメージ

ソフトバンクは11日、中国電信(チャイナテレコム)やシンガポール・テレコムなど7社と共同で、アジア各国を結ぶ大容量光海底ケーブル「ADC(アジア・ダイレクト・ケーブル)」を建設すると発表した。2022年末の完成を見込む。ソフトバンクを含む8社でADCを共同保有し、国内外の通信事業者などに帯域を貸し出す。

8社はコンソーシアム(共同事業体)を組成し、ADCの建設に合意して建設保守協定を結んだ。ADCは日本、中国、香港、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポールを結ぶ。総延長は約9400キロメートル。最新の光波長多重伝送方式を採用することで、毎秒140テラビット(テラは1兆)以上の設計容量を実現する。

ソフトバンクはADCの建設において、日本の陸揚げ局として「ソフトバンク丸山国際中継所」(千葉県南房総市)を提供する。同中継所は多数の海底ケーブルが接続され、国際通信のハブとなるデータセンターに位置付けられている。

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