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課長はつらいよ…部下や周囲の意見を参考にする「360度評価」導入じわり

リクルートマネジメントソリューションズ(東京都品川区、藤島敬太郎社長)が企業の人事担当者600人に対し、部下や周囲からの意見を参考にする人事評価手法「360度評価」の実態調査を実施したところ、導入しているのは31・4%だった。

同社の川越未紀HMR事業開発部研究員は「多面的に人をみることのニーズが高まってきている。現場で相互に学び合う共創型の組織作りに寄与するツールとして今後も(360度評価)のニーズは高まる」とみる。

360度評価の対象で一番多いのは課長層(62・5%)で、次いで部長層(59・5%)だった。導入目的で多かったのは「他社と比較した時の自社の人材レベルがわからないから」(37・5%)で、「現在の評価(上司評価)があてにならないと感じたから」(35・7%)と続いた。

日刊工業新聞2020年6月10日

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