クラウドファンディングで大人気「気づかう土鍋」の正体
アメイズプラス(名古屋市中村区、山本良磨社長、052・485・4759)の糖質を17%カットできる炊飯用土鍋「気づかう土鍋」が注目されている。2019年9月にクラウンドファンディングサイトに登録したところ、目標額の約5倍の237万円を記録。11月の発売以来、20年2月までに累計1000個を販売した。
ヘルスケア商品などを企画・販売する同社が、三重県四日市市の地場産業である「萬古焼(ばんこやき)」窯元のスタジオノアと共同開発した。シリコーン製の中ぶたが、熱対流によって上昇する重湯をためることで、炊きあがるコメの糖質をカットする。おいしさにもこだわり、糖質カット割合について味比べを繰り返した末、17%に行き着いた。価格は9800円(消費税抜き)。電子商取引(EC)サイト「アマゾン」などを通じて販売。
衰退する萬古焼を盛り上げたいという思いも強く「今後も萬古焼を使った商品を開発する」(山本社長)としている。
日刊工業新聞2020年5月4日