LINEがAI人材倍増へ、「ブレーン」早期実用化目指す
LINEは2021年中に、人工知能(AI)技術人材を200人規模に倍増する。データ基盤開発、データ分析、機械学習、AI技術開発、基礎研究を担うチームを一つの組織内に集約し、チーム間の連携を強化。自社AI技術を外部企業に展開する「LINEブレーン」事業の早期実用化につなげる。
LINEは16年に自社サービスのデータ分析を担う専門組織「LINEデータラボ」を設置。LINEスタンプなどで利用者にお勧めコンテンツを提示するレコメンドエンジンなどを開発してきた。17年にはAIアシスタント「クローバ」を発表してAIスピーカーを発売。19年6月に始めたLINEブレーンではAIにより顧客企業のFAQ(頻繁に尋ねられる質問)対応や請求書の入力作業を効率化する取り組みを進めている。
日刊工業新聞2020年3月26日