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三菱ケミカルに半導体の統一ブランドが誕生、技術革新に対応へ

三菱ケミカルは半導体材料・サービス群を集め、4月にグローバル統一ブランド「MCケミカルソリューション・フォー・セミコンダクター(MCSS)」を立ち上げる。4月に新設する「半導体本部半導体本部」に情報を集約し、半導体の技術革新に対応した製品を強化する。半導体関連売上高を現在の数百億円から2025年度に数倍、10年後をめどに1000億円超に引き上げる。

半導体本部は情電・ディスプレイ部門の組織として運営する。同部門の半導体用高純度薬品やウエハーの洗浄剤・洗浄サービスなどのほか、別部門で展開する合成石英やフォトレジスト原料などの事業を集める。多様な素材技術を活用し、製品・サービス群を拡充する。放熱材料の増産や事業買収も検討する。

第5世代通信(5G)をはじめとした高速・大容量通信の普及により、半導体市場は急速に成長し、新しい素材が求められる。瀧本丈平取締役常務執行役員情電・ディスプレイ部門長は、「“化学屋”だからいろいろなことができる。顧客から要望を聞きたい」と語った。


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