1位は急成長遂げるAI企業、国内スタートアップ時価総額ランキング
「クモ糸」の注目のスタートアップもランクイン
フォースタートアップス(東京都・港区)は2020年2⽉3⽇時点での国内スタートアップ想定時価総額ランキングを発表した。
1位はIoT分野における活用を目的とした深層学習の研究と開発を行う、Preferred Networks(PFN)で、想定時価総額は3,516億円だった。同社の設立は2014年と、企業としての歴史は浅いにもかかわらず、高度な技術力で急速な成長を遂げているユニコーン企業。
他社との技術連携も多く、ファナックと産業用ロボットの高度化に取り組んだり、2014年からはトヨタ自動車と自動運転やコネクテッドカーに欠かせない情報解析技術の開発に取り組んでいる。
人工知能(AI)産業の発展は目覚ましく、IT分野専門の調査会社 IDC Japanの調査によれと、昨年度の国内市場規模(ハードウェア、ソフトウェア、サービスの3項目からなる)は前年比の91.4%増の532億円。今後も高水準での成長が見込まれており、2023年には1,619億円にまで達すると予想している。
また7位のSpiberは、今年1月に荏原と業務提携。そして大規模な資金提供があったことをうけて想定時価総額1,005億円となり、国内7社目のユニコーン企業として上位にランクインした。