お遊びじゃない!実は大変なロボットのけん玉競技会
榎本機工、社内競技でスキル磨く
けん玉でロボット操作のスキルアップ―。榎本機工(相模原市緑区、榎本良夫社長、042・782・2842)は、多軸ロボットの操作を競う社内コンテストを開いた。毎年開催しており、今回はけん玉の競技を実施した。参加した17人があらかじめプログラムした動きを競技会場で披露し、できばえで順位を争った。
社内コンテストは3回目。今回は参加する社員が2カ月前から昼休みや終業後の時間にプログラミングを行った。繰り出す技や時間は自由。来場者が動きを見て気に入った3人に点数を与える。けん玉は難しいため、失敗しても4回はやり直し可能。玉を落とさず連続して皿に載せると歓声がわき起こった。
上位は一度も玉を落とさなかった3人で、いずれも海外出身者。優勝したインドネシア出身のノエルサマン・アリフさんは「スピードの調整に苦労した」と振り返り、賞金10万円を受け取った。榎本社長は「当社得意のサーボプレスはロボットなどによる自動化ニーズが増すばかり。ロボットを扱うスキル向上にコンテストを活用したい」と話している。
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日刊工業新聞2020年1月7日