「高輪ゲートウェイ」に「虎ノ門ヒルズ」…都心の新駅はまだ増える余地あり!?
年末年始の休み中、東京メトロ銀座線の渋谷駅が狭い旧ホームから新駅への移転を完了した。東京都心では、さらに夏の東京五輪・パラリンピックまでに二つの新駅が誕生する。
3月14日に暫定開業するのがJR山手線・京浜東北線の『高輪ゲートウェイ駅』。山手線の新駅は西日暮里以来、約49年ぶりだ。並行して車両基地跡地に新たな街をつくる計画で、2024年に正式オープンする。
6月6日に開業するのは東京メトロ日比谷線の『虎ノ門ヒルズ駅』。こちらは同線の開業以来、実に約56年ぶりの新駅となる。隣接ビルに直結するほか、虎の門病院や国立印刷局などの周辺施設の再開発が進行中。
ともにカタカナの入る駅名で、しっくりこないという批判がある。何人かの知人に意見を求めたところ、『高輪ゲートウェイ』はいずれ『高ゲー』もしくは単に『高輪』と呼ばれるという予想が多かった。一方、『虎ノ門ヒルズ』は『ヒルズ』と略称される可能性がありそう。そうなると元祖『アークヒルズ』はじめ他の街区との区別が悩ましい。
こんな話題が今から出てくるのも、ビジネス利用などで新駅への期待が大きいからだ。土地が狭くビルが林立する都心にも、まだ多くのチャンスがある。
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日刊工業新聞2020年1月7日