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顔認証で好みの楽曲再生、先端のカーオーディオが面白い

FCEが開発

仏フォルシアの一部門「フォルシアクラリオンエレクトロニクス(FCE)」は、顔認証技術を使った車載オーディオシステムを開発した。事前に登録した個人情報と乗車した際の顔認証を行い、個人の趣味趣向に合わせた最適な楽曲を自動再生する。システムを導入したほかの車両での利用も可能。今後開発するカーナビゲーションシステムへの導入やレンタカー、カーシェアリングなどでの利用を見込む。

開発したのは「コネクテッド・プレミアム・サウンド・テクノロジー」。スマートフォンのアプリケーション(応用ソフト)を使い、事前に顔画像や好みの音楽ジャンル、アーティストを登録しクラウドサーバー上のデータベースで管理する。深層学習(ディープラーニング)技術を組み合わせ車室内に設置した複数のカメラで個人を認証し、誰がどこに乗車しても個人を識別できるようにした。

運転席のみの再生や前席の再生、車室内全体の再生など環境に合わせた再生モードに変更できる。FCEが独自開発したチューニング技術で乗車する人間や人数、組み合わせに応じた複数人の好みを最適化し、再生リストを作成する。

FCEの川端敦エグゼクティブ・バイス・プレジデントは「数多くのパラメーターを計算して最適な再生をできるようにした」としている。同社は今後、車室内において音楽だけでなく個人の特徴と顔認証技術を組み合わせたさまざまな分野への技術応用を進める。

日刊工業新聞2019年12月4日

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