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防犯カメラはマーケティングにも有効か!?

防犯カメラはマーケティングにも有効か!?

写真はイメージ

日本防犯システム(東京都港区)は、自社製の防犯カメラに画像認識機能を持たせ、セキュリティー対策だけでなくマーケティング分析などにも活用できる「人工知能(AI)画像認識プラットフォーム AIZE(アイズ)」を12月中旬に市場投入する。小売り・流通業界など新たな市場開拓につなげる。

AIZEは店舗に来る顧客の性別や年齢を画像認識機能で判別し、男女比率や製品の注目度合い、売れ筋商品の動向などのマーケティングに利用できる。防犯カメラと画像認識ソフトウエアなどで構成し、設置工事費などを含めて価格は28万円から(消費税抜き)。

AIZEの画像認識技術は業務提携先で、AI技術を手がけるトリプルアイズ(東京都千代田区、福原智社長)の技術を生かした。

日本防犯システムは多様な防犯カメラの開発・製造・販売を手がける。2019年度の売上高は前年度比46・5%増の47億6000万円を見込んでいる。

今後は工場作業者の動線解析など、防犯カメラを軸にしたソリューション提案を強化する方針だ。3年後にはソリューション提案だけで8億円の売り上げを目指す。

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