ANA機内食をブランド化、地上でもおいしく
ANAホールディングス(HD)傘下のANAケータリングサービスは6日、機内食で培った食に関するノウハウを生かし、消費者向け外販事業に本格参入すると発表した。新ブランド「ANAファインデリッシュ」を展開。カレーや菓子などのオリジナル商品を開発し電子商取引(EC)サイトや百貨店で販売。2020年度の売上高目標6億円を掲げる。
目玉商品として日本各地の名店の味を自宅で再現できる食材キット「グルメ紀行ボックス」を富山、高知、長崎の名店や自治体と連携して企画。小分けにした食材、調味料とレシピを入れ、パンフレットやクーポンも同梱して現地への旅行意欲喚起にもつなげる。月500個の販売を狙う。
同日会見した小林義己取締役は「食を通じて地方創生に貢献したい」と意欲を示した。
日刊工業新聞2019年11月7日