第一生命が営業端末を刷新、業務量を年33万時間減らす
顧客情報、3年分一元管理
第一生命保険は7年ぶりに営業職員向けタブレット端末を刷新する。動作環境の向上や軽量化で携帯性を高め職員の業務を支援する。顧客情報を自動でログ管理する機能も追加。過去3年度分の顧客との接点を時系列で一元管理する。職員の働き方改革と顧客第一の両輪で取り組む。
「DL PadⅡ」を16日から全国の営業職員ら約5万人に導入する。同端末では意向確認や商品提案など顧客との接点が自動で記録される機能を追加。営業職員以外の窓口やコールセンターでのやりとりも同じタイミングで本社に新設した「統合顧客データベース」内に集約し、自動で端末に反映される。顧客一人ひとりに対して質の高い営業活動や保全が可能になる。
11月からは一部地域で人工知能(AI)を使う保険設計書作成の実証を計画。端末に年齢や性別など顧客の属性を入力すれば、AIが即座に提案書を作成する。
保障見直しの保険設計書は印刷ベースで年間約950万枚だが、新人とベテランで変わらない業務均質化が可能になる。年間の業務削減量は約33万時間を見込め、捻出できた時間は顧客提案などの業務に当てられる。
第一生命では顧客自身のスマートフォンでの住所変更や給付金請求などを順次進める。保全手続きは年間300万件。
2022年までに保全手続きの85%をデジタル化し、ペーパーレス化を目指す。
「DL PadⅡ」を16日から全国の営業職員ら約5万人に導入する。同端末では意向確認や商品提案など顧客との接点が自動で記録される機能を追加。営業職員以外の窓口やコールセンターでのやりとりも同じタイミングで本社に新設した「統合顧客データベース」内に集約し、自動で端末に反映される。顧客一人ひとりに対して質の高い営業活動や保全が可能になる。
11月からは一部地域で人工知能(AI)を使う保険設計書作成の実証を計画。端末に年齢や性別など顧客の属性を入力すれば、AIが即座に提案書を作成する。
保障見直しの保険設計書は印刷ベースで年間約950万枚だが、新人とベテランで変わらない業務均質化が可能になる。年間の業務削減量は約33万時間を見込め、捻出できた時間は顧客提案などの業務に当てられる。
第一生命では顧客自身のスマートフォンでの住所変更や給付金請求などを順次進める。保全手続きは年間300万件。
2022年までに保全手続きの85%をデジタル化し、ペーパーレス化を目指す。
日刊工業新聞2019年8月14日