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JAや官公庁から実演依頼が殺到する「草刈り機」のすごさ

アテックスが発売
 アテックス(松山市、村田雅弘社長、089・924・7161)が4月に発売したハイブリッド型無線操縦草刈り機「神刈(かみがり)」が好調だ。初年度50台の販売目標に対し、4―6月の受注だけでこれを突破。官公庁やJAなどを中心に全国からの実演依頼が引きも切らない。

 神刈は電動モーターで走行し、ガソリンエンジンで草を刈る。傾斜角45度の急斜面まで作業可能で、エンジン駆動中はオルタネーターで走行用バッテリーを常時充電。「ガソリンが切れても安全なところまで戻して給油できる」(森本雄二取締役営業本部長兼品質保証部長)のがセールスポイントだ。軽トラックに載せられるサイズも受けがいいという。

 作業者の高齢化や人手不足を背景に、安全面から注目が集まる。消費税抜きの価格は333万円と、海外製品を除けば草刈り機として高めだが、実演を見て購入を即決する人もいるという。2年目は国内外合わせて150台の販売を目指す。

日刊工業新聞2019年7月29日

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