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世界が注目の「ウエアラブルメモ」、今度はスマホケース型

コスモテックがテスト販売を開始
 コスモテック(東京都立川市、高見沢友伸社長、042・526・1411)は、スマートフォンケース用のウエアラブルメモ「WEMO(ウェモ)」のテスト販売を開始した。「東京ビジネスデザインアワード優秀賞」受賞作のシリーズ第3弾。アマゾンのネット通信販売のみの販売だが、量販店や海外販売ルートも開拓し、早期に10万個の販売を目指す。

 瞬間的に取り出せるアイテムとしてスマホが優れ、ユーザー要望が強いことから今回もビジネスデザイン会社のkenma(東京都新宿区)とスマホ「ケース」タイプを開発した。「iPhone7/8用、同X/XS用」の2タイプを用意、価格は1個2000円(消費税抜き)。

 「ウェモ」は東京都が中小企業とデザイナーのマッチングにより産業振興を狙った事業でのヒット商品。第1弾の「バンド」は腕に巻き付け使用するシリコンバンドタイプのウエアラブルメモ。油性ボールペンで書いて、指や消しゴムで擦って消せる。第2弾の「パッド」タイプはワーカー向けに重要タスクのうっかり忘れを防ぐため開発した。5月までで「バンド」で20万8528本、「パッド」で2万8487枚と累計20万の販売に乗せている。

スマホケース型の「ウェモケースタイプ」

日刊工業新聞2019年7月2日



バンドタイプは20カ国以上から問い合わせ 

出典:日刊工業新聞2019年3月11日


 コスモテック(東京都立川市、高見沢友伸社長、042・526・1411)のシリコン製ウエアラブルメモ「wemo(ウェモ)」が世界で注目を集めている。医療現場や製造現場など、メモ帳を取り出しにくい環境で働く人を意識したバンドタイプで、油性ボールペンで書いても、消しゴムや指で消せる。使用中に水にぬれてもにじまない。こうした機能性が看護師などの間で口コミで広がり、2017年12月の発売から約1年で、10万本を売り上げるヒットとなった。

 機能性フィルムを製造するBツーB企業の同社が、BツーCに参入するためウェモを開発。海外でも評判で、20カ国以上から問い合わせがあり、韓国と香港で発売した。高見沢社長は「類似品が無く、特定のニーズへの解決策になったことが大きな理由では」と分析する。

 1月にはパッドタイプも発売。スマートフォンやパソコンなどに繰り返し貼れる特殊な粘着素材を使用した。オフィスでのリマインダーに便利だ。

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