ニコンのミラーレス版「D5」はどんな機種になる?
映像事業の収益安定につながるか
ニコンはミラーレスカメラの最上位機種を投入する。時期は非公表だが、馬立稔和社長が日刊工業新聞の取材に応じて明らかにした。デジタル一眼レフカメラの最上位機種「D5」に相当する機種となる見込み。同社の2019年度の映像事業はカメラ市場縮小の影響で売上高が精機事業を下回る見通しで、ミラーレスカメラの製品拡充でユーザー拡大を急ぐ。
投入予定の製品の詳細は明らかにしていない。D5は16年発売のデジタル一眼レフで、幅広い感度域で撮影できるのが特徴。市場価格は50万―70万円台。同社はフルサイズ型ミラーレスカメラ「Z」シリーズで2機種を展開しており、最上位機種の投入により市場での存在感を高める狙いだ。
また、購入層の厚い中価格帯でもミラーレスカメラを投入する。現在のZシリーズは20万―40万円のいずれも高級価格帯のため、馬立社長は「顧客層の拡大に向けてレンジは広くあるべきだ」と考え、製品ラインアップを拡充する。19年度のカメラ関連製品の研究開発費は、前年度並みとなる見込み。
デジタルカメラ市場の縮小継続を受けて、19年度の映像事業の売上高が、半導体露光装置などの精機事業を下回る見通し。活気のあるミラーレスカメラ分野に注力し、映像事業の収益の安定を図る。
投入予定の製品の詳細は明らかにしていない。D5は16年発売のデジタル一眼レフで、幅広い感度域で撮影できるのが特徴。市場価格は50万―70万円台。同社はフルサイズ型ミラーレスカメラ「Z」シリーズで2機種を展開しており、最上位機種の投入により市場での存在感を高める狙いだ。
また、購入層の厚い中価格帯でもミラーレスカメラを投入する。現在のZシリーズは20万―40万円のいずれも高級価格帯のため、馬立社長は「顧客層の拡大に向けてレンジは広くあるべきだ」と考え、製品ラインアップを拡充する。19年度のカメラ関連製品の研究開発費は、前年度並みとなる見込み。
デジタルカメラ市場の縮小継続を受けて、19年度の映像事業の売上高が、半導体露光装置などの精機事業を下回る見通し。活気のあるミラーレスカメラ分野に注力し、映像事業の収益の安定を図る。