169%の混雑率、解消なるか…。つくばエクスプレスが8両編成化に本格着手
2030年代前半に実現、投資額は車両を除く360億円
つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道(東京都千代田区)は2019年度、混雑緩和を狙い、8両編成化事業に着手する。投資額は車両を除き、ホーム延伸や変電設備増強といった設備関連工事に360億円程度を見込む。30年代前半のサービス開始を念頭に置き、1編成当たりの輸送力を約3割増やして、ピーク時間帯の混雑率150%以下を目指す。
営業運転を継続しながら工事を進める。終電後に保守作業と並行して工事を実施するため、長期の事業期間を計画する。現在の6両編成に合わせた駅のホームや車両留置線を延伸するほか、機械設備や信号通信設備の新増設などを予定する。
TXは沿線人口の増加に伴い、利用客が増加。朝ラッシュ時には169%の混雑率となっている。20年春に、1時間当たりの最大運行本数を現在の22本から25本に増やす輸送力増強を予定するが、今後も利用者増が想定されることから、抜本的な混雑緩和策に取り組むことにした。
営業運転を継続しながら工事を進める。終電後に保守作業と並行して工事を実施するため、長期の事業期間を計画する。現在の6両編成に合わせた駅のホームや車両留置線を延伸するほか、機械設備や信号通信設備の新増設などを予定する。
TXは沿線人口の増加に伴い、利用客が増加。朝ラッシュ時には169%の混雑率となっている。20年春に、1時間当たりの最大運行本数を現在の22本から25本に増やす輸送力増強を予定するが、今後も利用者増が想定されることから、抜本的な混雑緩和策に取り組むことにした。
日刊工業新聞2019年6月3日(商社・流通・サービス)