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東京メトロが新型車両設計へ、何を変える?

有楽町線・副都心線、半蔵門線に投入
東京メトロが新型車両設計へ、何を変える?

有楽町線・副都心線に投入する「17000系」(イメージ)

東京メトロは2019年度、有楽町線・副都心線、半蔵門線に投入する新型車両の設計に着手する。新車の投入は既存車両の老朽更新に伴うもの。最新の省エネルギー技術や安全性を高める技術の採用、状態基準保全(CBM)を実現する次世代車両情報管理装置の搭載などを想定。座席幅の拡大やフリースペースの確保といった車内の居住性改善にも取り組む見通しだ。

 有楽町線・副都心線には20―22年度、17000系を計21編成投入する。両線は共通運用しているが有楽町線は10両編成、副都心線は乗り入れ先のホームの制約から8両編成で運行。20年度に10両4編成、21年度に10両2編成と8両14編成、22年度に8両1編成をそれぞれ受領する計画。74年に営業開始した7000系の老朽更新となる。

 半蔵門線は21、22年度に18000系10両19編成の投入を計画している。21年度に10―12編成、22年度に残る7―9編成の営業開始を予定。81年から稼働している8000系を置き換える。

 半蔵門線では24年度に無線式列車制御システム「CBTC」の導入も計画する。海外の都市鉄道で普及しており、高い遅延回復効果が見込め、輸送の安定が期待できる次世代の運行システム。東京メトロでは23年に丸ノ内線、日比谷線の両線で稼働を予定している。
日刊工業新聞2019年4月17日

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