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不要になった工具や資材、製造業向けフリーマーケットで必要な人へ

ツタワが新サービスを2019年春に開始
不要になった工具や資材、製造業向けフリーマーケットで必要な人へ

新サービスを利用した際のスマホ(右)やパソコン(左)の画面の例

 ツタワ(大阪市平野区、津田和淳一社長、06・6794・5788)は、スマートフォンやパソコンを使い、不要な生産設備や工具、資材などを簡単に売買できる製造業向けのサービスを2019年春に始める。設備などを売りたい企業と良いものを割安に買いたい企業をつなぐフリーマーケットのような場を提供する。ツタワの顧客を対象に試行的に提供を始め、将来は海外を含む2万社以上が利用するサービスに育てる構想だ。

 サービス提供に向けて新会社「ツタワル(仮称)」を19年春に資本金100万円で大阪府内に設立する予定。ツタワで営業を担う箱崎好徳氏が新会社の社長に、津田和社長が会長に就任する。

 サービスは売りたい企業と買いたい企業がそれぞれ会員登録。インターネットサイトに掲載した製品の写真やメーカー名、機能、価格などの情報を基に、スマホやパソコンを介して各企業が個別に売買の取引をする。

 機械商社であるツタワのノウハウを生かし、トン単位の重量物の運送手配にも対応する。新会社は売却額の10%を手数料とし、収入を得る。初年度3000万円、2年目1億円の売り上げを目指す。

 まず試行的なインターネットサイトを構築し、射出・押し出し・真空の各成形加工業などのツタワの顧客に会員登録してもらう。

 使いやすさなどを検証した上で、20年春をめどに金属加工や機械工業、食品工業、鉄鋼業、繊維工業などの業種にも対象を広げ、1万社以上の会員登録を目指す。将来は東南アジアを中心に海外展開も視野に入れる。
日刊工業新聞2019年1月9日

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