ソフトバンクが5Gの実証公開、移動中の車両に高精細映像《動画あり》
ソフトバンクは25日、都内を移動中の車両2台に設置した端末が第5世代通信(5G)を使用中に接続先の基地局を切り替える「ハンドオーバー」の実証実験を報道陣に公開した。5G端末を搭載した車両2台が都営地下鉄大門駅(東京都港区)周辺の200メートル×500メートルのエリアを走行。片方の車両に設置した全方位カメラで撮影した4K映像を5Gで別の車両に伝送し、車内のモニターに映し出した。
商業ビルや事務所が林立する厳しい通信環境下でも、走行ルート上にある三つの5G基地局間をハンドオーバーしながら毎秒約30メガビット(メガは100万)のデータ量で送られてくる4K映像を約1秒遅れで映し出した。
5Gは2019年にも一部地域でサービスが始まる見込み。山田大輔先端技術試験課課長代行は「移動中の救急車から高精細映像を病院に届けるサービスなどにつなげたい」と話す。トヨタ自動車と提携した自動運転技術でもこの技術が生かせそうだ。
商業ビルや事務所が林立する厳しい通信環境下でも、走行ルート上にある三つの5G基地局間をハンドオーバーしながら毎秒約30メガビット(メガは100万)のデータ量で送られてくる4K映像を約1秒遅れで映し出した。
5Gは2019年にも一部地域でサービスが始まる見込み。山田大輔先端技術試験課課長代行は「移動中の救急車から高精細映像を病院に届けるサービスなどにつなげたい」と話す。トヨタ自動車と提携した自動運転技術でもこの技術が生かせそうだ。
日刊工業新聞2018年10月26日