毎日涼しく観光できます!埼玉・春日部の“地下神殿”公開
地下22メートル、気温18度Cの快適空間で猛暑を忘れリフレッシュ―。国土交通省関東地方整備局が管理運営する首都圏外郭放水路・関連施設(埼玉県春日部市)が8月1日から毎日、一般公開される。目玉となる調圧水槽は1本500トンのコンクリート柱が59本林立する巨大地下空間で、荘厳な趣から“地下神殿”の異名を持つ。真夏のひととき、神殿に足を踏み入れれば、涼しさはもちろん、神の啓示も得られそうだ。
首都圏外郭放水路は、度重なる洪水被害に見舞われた春日部市周辺地域の治水を目的に建設された世界最大級の地下河川。2006年に完成し、以後、洪水被害を激減させている。一方で、治水の要となる調圧水槽をはじめとする各施設は、平常時(川の増水がない時)に公開し、年間2万人が訪れる観光拠点にもなっている。
今回、春日部市や地元経済団体が“防災インフラ観光施設”として大幅パワーアップを図った。コンシェルジュによる案内、洪水時の調圧水槽を疑似体験できるAR(拡張現実)コンテンツや多言語アプリの導入、無料シャトルバスの運行などだ。また、これまで国が手がけていた見学業務を東武トップツアーズ(東京都墨田区)に委託し、民活による観光事業の強化も目指している。
首都圏外郭放水路は、度重なる洪水被害に見舞われた春日部市周辺地域の治水を目的に建設された世界最大級の地下河川。2006年に完成し、以後、洪水被害を激減させている。一方で、治水の要となる調圧水槽をはじめとする各施設は、平常時(川の増水がない時)に公開し、年間2万人が訪れる観光拠点にもなっている。
今回、春日部市や地元経済団体が“防災インフラ観光施設”として大幅パワーアップを図った。コンシェルジュによる案内、洪水時の調圧水槽を疑似体験できるAR(拡張現実)コンテンツや多言語アプリの導入、無料シャトルバスの運行などだ。また、これまで国が手がけていた見学業務を東武トップツアーズ(東京都墨田区)に委託し、民活による観光事業の強化も目指している。
日刊工業新聞2018年7月25日