指でなぞるだけ、文章を読み上げてくれるスマートデバイス
視覚障害者用、指がずれると教えてくれる仕組みも
米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの研究者が、指で文字や文章をなぞるとその部分を音声に変換する指装着デバイス「フィンガーリーダー」のプロトタイプを製作した。視覚障害者向けに開発中のもので、小型のデバイスを人差し指にはめて使う。デバイスにはカメラが内蔵され、人差し指でなぞっている場所のすぐ上にある文字や単語を認識し、音声に変換する。
ただ、視覚障害者は文字列がそもそも見えないことから、左から右に指でなぞっているうちに指の位置が上下方向にずれることがある。そのため、上下二つの内蔵モーターをそれぞれ振動させ、指の位置を上方向あるいは下方向に誘導する力覚フィードバックを考案。指が行の最後に来た時や、行の最初に指を置く時もモーターの振動でユーザーに位置の確認をしやすくした。さらに小型軽量化のため、モーターの代わりに音でリアルタイムに誘導する仕組みも開発中という。
現在のところはノートパソコンに接続してプログラムを実行しているが、持ち運びに便利なよう、アンドロイド・スマートフォンで動くソフトの開発も進めている。
【動画】
https://vimeo.com/86912300
ただ、視覚障害者は文字列がそもそも見えないことから、左から右に指でなぞっているうちに指の位置が上下方向にずれることがある。そのため、上下二つの内蔵モーターをそれぞれ振動させ、指の位置を上方向あるいは下方向に誘導する力覚フィードバックを考案。指が行の最後に来た時や、行の最初に指を置く時もモーターの振動でユーザーに位置の確認をしやすくした。さらに小型軽量化のため、モーターの代わりに音でリアルタイムに誘導する仕組みも開発中という。
現在のところはノートパソコンに接続してプログラムを実行しているが、持ち運びに便利なよう、アンドロイド・スマートフォンで動くソフトの開発も進めている。
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ニュースイッチオリジナル