台湾最大の直動部品メーカー、なぜ日本に「生ライチ」輸入?
台湾最大の直動部品メーカー、なぜ日本に「生ライチ」輸入?
台湾台中市、台湾・中興大学、ハイウィンなどは、水分などを保持する新技術を活用した生ライチの日本への輸出を始める。従来は輸出時の蒸熱・低温処理で、褐色化する問題があったが、キトサンによる処理で水分保持と褐色化を防ぐ。現在、日本への輸出は年間150トンほどだが、ピーク時の同1000トンへの回復に関係者は期待を寄せている。
台湾産ライチは表皮が赤く、水分を豊富に含む。ただ、輸出の検疫処理により細胞膜が壊れ水分が失われるほか、酵素が発生し表皮が黒ずむ問題がある。ハイウィンと中興大学は産学連携により技術開発に取り組み、保湿機能のあるキトサンに着目した。
新技術は検疫処理後にライチをキトサン溶液に浸し、表面にキトサン膜を形成することで、冷凍処理などをせずに長期間の水分と色の保持が可能になる。コストは上昇するが、従来価格に近づけるという。直動機器メーカー、ハイウィンの卓永財会長は「台湾産の本来の赤いライチを食べてもらいたい」として技術開発に協力したという。
台湾産ライチは表皮が赤く、水分を豊富に含む。ただ、輸出の検疫処理により細胞膜が壊れ水分が失われるほか、酵素が発生し表皮が黒ずむ問題がある。ハイウィンと中興大学は産学連携により技術開発に取り組み、保湿機能のあるキトサンに着目した。
新技術は検疫処理後にライチをキトサン溶液に浸し、表面にキトサン膜を形成することで、冷凍処理などをせずに長期間の水分と色の保持が可能になる。コストは上昇するが、従来価格に近づけるという。直動機器メーカー、ハイウィンの卓永財会長は「台湾産の本来の赤いライチを食べてもらいたい」として技術開発に協力したという。
日刊工業新聞2018年6月29日