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米国で子どもにアレクサと名付ける人が減っている!?

米国で子どもにアレクサと名付ける人が減っている!?

アマゾの「エコー」(公式動画ページより)

 米国帰りの知人が教えてくれた。「冗談みたいに聞こえるかもしれないが、子どもにアレクサと名付ける人は減っているらしい」。米アマゾンの人工知能(AI)スピーカー「アマゾンエコー」のヒットと関係があるという。

 エコーは音声支援機能「アレクサ」を搭載し「アレクサ、天気予報を教えて」という風に話しかけて利用する。古代エジプトのアレクサンドリア図書館から名付けたらしいが、困ったのは米国に住むアレクサさんとその家族たちだ。

 アレクサは米国では決して珍しい名前ではない。2006年の米国の女子の人気名前ランキングでは39位。アレクサと呼びかければエコーが反応すると同時に、人間のアレクサも振り向いてしまう光景が目に浮かぶ。

 アマゾンに限らず、現時点で各社のAIスピーカーは発展途上だ。音声認識能力も十分ではなく、テレビの音声を認識し、買い物を誤発注してしまったという笑い話のような現実もある。

 AIには課題も多いが、進歩は目覚ましく、日常がどこまで変わるか想像もつかない。映画のようにAIが自由意思を持つ日も遠くないかもしれない。「アレクサ」と呼びかけても、娘にもエコーにも話を聞いてもらえなくなったら少し悲しい。
日刊工業新聞2018年2月1日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
「ヘイ、ユタカ!」 やっぱり嫌だな…。でも「明豊」は珍しい名前なので新聞記者としてはとてもありがたい。親に感謝。

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