花王と富士フイルム、発色鮮やかなヘアカラー「レインボー染料」開発
花王と富士フイルムは21日、非反応型持続性染毛染料「レインボー染料」を共同開発したと発表した。既存の染毛染料と比べ、鮮やかに発色し立体的な色彩に染まるのが特徴。この染毛染料をヘアカラーリング製品に応用し、2018年春以降に欧米のヘアサロン向けに発売する。
富士フイルムが写真感光材料の研究で培った染料の分子設計・合成技術と、花王の毛髪研究で培った毛髪内に浸透する染料をコントロールする技術を融合して開発した。富士フイルムが保有する1000種以上の染料から最適な三原色(赤・青・黄)の組み合わせを分析。
富士フイルムが染料を花王に提供し、花王がヘアカラーリング製品を製造する。花王のサロン専用製品ブランド「GOLDWELL」から、18年春以降に欧米で新商品を発売予定。将来的には日本をはじめ、アジアや欧米で一般向けの販売も視野に入れる。花王の長谷部佳宏取締役常務執行役員は「3―5年以内にはマス商品に展開したい」と話した。
富士フイルムが写真感光材料の研究で培った染料の分子設計・合成技術と、花王の毛髪研究で培った毛髪内に浸透する染料をコントロールする技術を融合して開発した。富士フイルムが保有する1000種以上の染料から最適な三原色(赤・青・黄)の組み合わせを分析。
富士フイルムが染料を花王に提供し、花王がヘアカラーリング製品を製造する。花王のサロン専用製品ブランド「GOLDWELL」から、18年春以降に欧米で新商品を発売予定。将来的には日本をはじめ、アジアや欧米で一般向けの販売も視野に入れる。花王の長谷部佳宏取締役常務執行役員は「3―5年以内にはマス商品に展開したい」と話した。
日刊工業新聞2017年9月22日