町工場の“おっちゃん”向けウェアラブル 工作機を確認
工場IoTに一役?
アクシズエンジニアリング(東京都日野市、川角健司社長、042・843・2886)は、コンピューター数値制御(CNC)装置の操作画面を遠隔で確認できるスマートフォンアプリ(応用ソフト)「CNCスクリーン」を開発する。川角社長は「作業に追われて忙しい町工場の“おっちゃん”を支援する」と意気込む。
CNCスクリーンは、ファナック製の小型切削加工機「ロボドリル」に対応し、インターネットを介してスマホ画面で操作画面の作業状況を瞬時に確認できる。機械が稼働中に休憩や会議、ほかの作業などに時間を充てられる。さらに画面の見た目や操作性を重視し、稼働状況をアイコンや色で見やすくし、誰でも使えるようにした。クラウドを介さず、機器を直接つなぐスタンドアローン形式で、インターネット環境があれば特別なシステムを用意することなくアプリを導入できる。
アクシズエンジニアリングはバイクのアフターパーツの自社ブランドを展開。ウェブサイト制作や試作加工を手がける。ファナックの工場用IoT(モノのインターネット)基盤「フィールド・システム」のサードパーティーとして参加し、2016年春にアプリ開発を始めた。川角社長は根っからのロボドリル愛好家で「フェラーリと比べても買うとしたらロボドリル」とほれ込むほど。アプリ開発の動機も、世界中にいる作業者に、どうしたらロボドリルを便利に使ってもらえるかだった。
ロボドリルの稼働状態を管理する「ロボドリル―リンクアイ」とネットワークでつながることでフィールド・システムを介し、パソコン上で作業状況をリアルタイムで確認しつつデータの収集や分析につなげられる。
CNCスクリーンは現在、アンドロイド版を公開中。iOS版は10月、フィールド・システム版は11月に公開予定だ。ウエアラブル端末に対応したアプリも開発中で、スマートウオッチやスマートグラスでロボドリルの操作状況を確認できるようになる。CNCスクリーンを使えば、世界中どこからでもさまざまな機器からロボドリルを便利にする。(西東京・松崎裕)
CNCスクリーンは、ファナック製の小型切削加工機「ロボドリル」に対応し、インターネットを介してスマホ画面で操作画面の作業状況を瞬時に確認できる。機械が稼働中に休憩や会議、ほかの作業などに時間を充てられる。さらに画面の見た目や操作性を重視し、稼働状況をアイコンや色で見やすくし、誰でも使えるようにした。クラウドを介さず、機器を直接つなぐスタンドアローン形式で、インターネット環境があれば特別なシステムを用意することなくアプリを導入できる。
アクシズエンジニアリングはバイクのアフターパーツの自社ブランドを展開。ウェブサイト制作や試作加工を手がける。ファナックの工場用IoT(モノのインターネット)基盤「フィールド・システム」のサードパーティーとして参加し、2016年春にアプリ開発を始めた。川角社長は根っからのロボドリル愛好家で「フェラーリと比べても買うとしたらロボドリル」とほれ込むほど。アプリ開発の動機も、世界中にいる作業者に、どうしたらロボドリルを便利に使ってもらえるかだった。
ロボドリルの稼働状態を管理する「ロボドリル―リンクアイ」とネットワークでつながることでフィールド・システムを介し、パソコン上で作業状況をリアルタイムで確認しつつデータの収集や分析につなげられる。
CNCスクリーンは現在、アンドロイド版を公開中。iOS版は10月、フィールド・システム版は11月に公開予定だ。ウエアラブル端末に対応したアプリも開発中で、スマートウオッチやスマートグラスでロボドリルの操作状況を確認できるようになる。CNCスクリーンを使えば、世界中どこからでもさまざまな機器からロボドリルを便利にする。(西東京・松崎裕)
日刊工業新聞2017年9月7日