キーワード解説一覧
「ハイパーカミオカンデ」 はいぱーかみおかんで
宇宙を満たしている素粒子「ニュートリノ」の観測装置。大強度陽子加速器施設「J―PARC」で作られたニュートリノビームを約295キロメートル離れたハイパーカミオカンデに打ち込むことでニュートリノが“変身”する様子を捉えられる。素粒子のクォーク3個から成る陽子が別の素粒子に崩壊する「陽子崩壊」や物質と電荷が鏡写しのような「反物質」が消えた現象を観察する。宇宙誕生の謎を解き明かす。これまで、日本はニュートリノ観測で2度のノーベル賞を受賞しており、“3度目”を狙う。岐阜県飛騨市で建設が進んでおり、2027年の稼働を予定している。