JUKI、ソニーから引き継いだ技術で巻き返し

電子部品実装機で車載向けなどに照準

 JUKIは、電子部品実装機で車載分野の開拓に乗り出す。2014年にソニーグループから実装機部門を継承して得た技術などを活用する。戦略機の「RS―1」や検査機などを組み合わせ、高付加価値な提案で攻勢をかける。電子機器製造受託サービス(EMS)企業に続く新たな顧客層として自動車部品メーカーなどを開拓したい考え。車載向けをけん引役として、産業装置の売上高で19年に16年比約1・5倍の230億円前後を目指す。

 旧ソニー実装機部門の技術を生かしたRS―1、3次元(3D)基板外観検査機「RV―2―3D」が新分野開拓の担い手となる。JUKIは両製品を組み合わせ、段取り替えロス低減やトレーサビリティー(生産履歴管理)の高度化などが可能な仕組みを提供する。

 検査速度を従来製品に比べ34%程度高めたRV―2―3Dを売り込むため、検査機専門の部署も新たに立ち上げた。

 従来、JUKIの産業装置関連事業は実装機の単品売りが中心で、主な顧客は中堅・中小のEMS企業。ソニーとの事業統合で得た画像処理技術などを生かし、検査をはじめ周辺工程まで手を広げ競争力を確保する戦略だ。

日刊工業新聞2017年3月1日

明 豊

明 豊
03月02日
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同社の電子部品実装機の事業は現在、中国市場の停滞などにより不調になっている。16年12月期は事業別損益が17億円で2期連続の赤字(前期は16億円の赤字)だった。事業領域の拡大により巻き返し狙いところだ。

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