中小企業診断士が解説、2017年に勝機を呼び込む8つのキーワード!

リクルートのトレンド予測、モノづくり企業にも飯の種に

 新年明けましておめでとうございます。新春にふさわしい話題をということで、今回はモノづくり企業にとっての今年の飯の種を展望したい。

 昨年に続き手掛かりとするのが12月13日に株式会社リクルートホールディングスが発表した「2017年のトレンド予測」である。今年は八つのキーワードから成る。

 一つ目は「リビ充家族」。リビングで空間は共有しつつも、おのおのが仕事・勉強・遊びなど好きに充実した時間を過ごす家族が増える。この分野ではリビングで使う空調や照明などで広い空間で個々にカスタマイズして使える機器や、スマホのようなさまざまな用途に使える機器の需要がありそうだ。

 二つ目は「子けいこパパ」。育児参加を通じて、自らも学習を始める父親が増えている。通勤中や子育ての合間に学習を手助けする道具や伝統的な文具などもパパ向けにアレンジした売り出し方が必要だ。

 三つ目は「ライフフィット転職」。労働人口の減少に伴い、介護や育児を抱え、労働者が労働条件を交渉して、転職をする状況が生まれている。企業ごとの労働条件の比較や通勤時間、時給を迅速に算出できる電卓などは面白い。

 四つ目は「育成枠採用」。未経験の若年層の採用も拡大している。従業員教育を効果的、効率的に行えるツールは需要がある。

 五つ目は「パズワク」。各人の得意・不得意や短時間勤務などをパズルのように組み合わせ、生かし合う職場が増えている。各自のシフトや希望、特性、仕事内容などを一覧でき、自由に動かせるツールが欲しい。

 六つ目は「Liveラリー」。大学の図書館が留学生との交流や協調作業、プレゼンなど多様な学びのハブになっている。これらの活動を支える什器(じゅうき)や機器、文具などが必要だ。

 七つ目は「おいし援」。都市部で地方のグルメを楽しむことで産地を支援する動きがある。各産地は地場食品の具体的な特徴を積極的にPRしたい。

 八つ目は「バーバー新時代」。衣料品店やバーを併設したり、凝った調度品をそろえたりしたスタイリッシュな理容室が増えている。什器類など、成人男性向けのデザインを追求した製品が求められる。
(文=安部一光・中小企業診断士)

日刊工業新聞2017月1月10日

宮里 秀司

宮里 秀司
01月10日
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家族、人材、ワークバランスといった分野が今年はビジネスのトレンドになるような気がしてきます。

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